2011年8月17日水曜日

テレビを見ると早死ができる



● 古い形のテレビ




NICHIGO ONLINE  2011年8月16日
http://nichigopress.jp/ausnews/science/26467/

「TVを1時間見ると寿命が22分縮まる」

QLD大学の研究者が論文発表
QLD大学研究者の研究によると、TVの見過ぎは、肥満、喫煙、低身体活動などと同じように短命の原因になり、テレビを1時間見ると寿命がほぼ22分縮まると推算している。
研究論文は8月16日付「British Journal of Sports Medicine」に掲載された。

1日に6時間、四角い画面を見ている人は、全く見ない人に比べて5年近く寿命が短いと推定されている。

これまでは、テレビにかじりついている、いわゆる「カウチポテト」は、座りっぱなしで運動しないために心循環器の疾患で死ぬリスクが高まるものと考えられてきたが、QLD大学の研究は、テレビにかじりつく習慣と寿命の直接の関係に注目している。
その結果、同大学の研究グループは、期待寿命に対するTV視聴の影響は、肥満、喫煙、低身体活動などの影響と似通っているということを突き止めた。
研究を指揮しているレナート・ビアマン博士は、
「人々は、そういう生活がすべて積み重なって寿命を縮める結果になっていることに気づいていない。
あまりテレビを見ないようにし、何か他のこと、できれば軽い運動になるようなことを探した方がいい。
テレビ・ニュースを見て、世の中の動きを知っておいた方がいいが、もし、普段の生活で身体をよく使うのであれば、テレビで映画を見るなとは言わない」
と述べている。
同大学の研究は、1999年に開始され、25歳を超える11,000人に、毎週のテレビ視聴状況を答えてもらう調査「Australian Diabetes, Obesity and Lifestyle(オーストラリア人の糖尿病、肥満、ライフスタイル)」研究のデータを基に、テレビ視聴時間と寿命を比較した。
その結果、2008年には成人国民のテレビ視聴総時間数は98億時間にのぼり、
テレビ視聴1時間につき期待寿命が22分短くなっていることを突き止めた。

また、1日に6時間以上テレビを見る人は、まったく見ない人に比べて
4.8年寿命が短い
という数字が出た(訳注:0.8年=9か月18日)。
研究グループは、
「このことから、オーストラリア人成人では、長時間のテレビ視聴と寿命の間に直接的な関係があるのではないかと考えられる。
さらに確実な因果関係の証拠をつかむことができれば、公衆衛生学の立場から成人のテレビ視聴時間を減らすよう勧告することができるかも知れない」
と述べている。
連邦政府は、少なくとも1日に30分は中度の身体活動をするよう推奨している。
また、不活発な生活をしていると心循環器系の疾患に至るリスクが大きくなる。「Heart Foundation(心臓財団)」でも、
「成人の余暇としてテレビ視聴がかなりの率を占めており、国民の健康に大きな影響を及ぼしている」
と発表している。(AAP)


ということは、一日6時間以上パソコンをやっている人も、やらない人と比べて約4年半ほど寿命が短くなるということでもある。
ただ長生きすりゃいいというものでもないこの世では、
少しは脳細胞を刺激する面白みの代価として寿命を支払って もいいだろう。
 ただ、 
長生きだけを生きがいにしている人
 はテレビはやめたほうがいいようだ。



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