2011年8月11日木曜日

サムスンがおかしい

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 ● 朝鮮日報より



朝鮮日報 記事入力 : 2011/08/11 11:17:45
http://www.chosunonline.com/news/20110811000031

「ギャラクシータブ10.1」欧州向け輸出ストップ

サムスン電子が米アップルの特許攻撃で手痛い打撃を受けた。
ドイツ・デュッセルドルフ地裁は9日(現地時間)、サムスンの最新タブレット型パソコン「ギャラクシータブ10.1」がアップルの「iPad(アイパッド)」のデザインを盗用したものだと主張するアップルの仮処分申請を受け入れ、欧州全域でのギャラクシータブの輸入、マーケティング活動の差し止めを決定した。
これにより、ギャラクシータブの欧州市場での販売には急ブレーキがかかる見通しだ。

■アップルの特許攻勢が足かせに

ギャラクシータブは、サムスン電子がアップルの世界的ベストセラーであるiPadに追随するために投入した野心作だ。
サムスンは今月1日から英国、ドイツなど西欧各国で大々的な発売イベントを開催している矢先だった。

サムスンは
「ドイツの裁判所による決定は確定判決ではなく、臨時措置であり、異議申し立てを準備している」
との公式コメントを発表したが、特許紛争でアップル側に主導権を握られ、対応に苦慮している状況だ。
裁判所による再審には4週間程度かかる見通しで、その間は販売への影響が避けられない。

今回の決定は、米国、アジアにも影響を与えるのが現実だ。
既にオーストラリアでは、アップルが特許侵害訴訟を起こし、ギャラクシータブの発売日程が延期された。

■ライバルの芽を摘むアップル

昨年発売された旧型のギャラクシータブ(7インチ級)は270万台を売り上げたが、iPadの販売台数は3000万台を超え、数字の上では勝負にならない。
それでもアップルが訴訟でサムスンをたたくのはなぜか。

それはサムスンの潜在性を恐れたためといえるだろう。
サムスンは昨年第2四半期時点でスマートフォンの販売台数が310万台にすぎなかった。
アップルを530万台も下回っていた。
しかし、サムスンの販売台数は今年第2四半期には6倍以上の1920万台へと急成長した。
アップルとの差はわずか110 万台となった。
アップルの訴訟攻勢は、スマートフォンでの猛追がタブレット型パソコンにも飛び火する前にサムスンの勢いをそぐ狙いが大きい。

英紙デーリー・テレグラフは、ギャラクシータブ10.1をiPad以降、英国で最も良く売れているタブレット型パソコンだと報じた。

アップルの訴訟は、サムスン製品のイメージに打撃を与える強い意図を含んでいるとみられる。
各国の消費者は
「ギャラクシータブに何か問題があるのではないか」
と考え、購入を手控える可能性がある。
仮処分申請だけでもアップルはある程度目的を達成した格好だ。

iPadの強力な対抗馬と目されるギャラクシータブが敗北すれば、米グーグル主導の「アンドロイド」陣営も決定的打撃を受けることになる。
グーグルはサムスン、モトローラ、宏達国際電子(HTC)などスマートフォンメーカーにOSを無料提供し、急速に勢力を伸ばした。
チヒョン国際特許法律事務所のオ・ビョンソク代表弁理士は
「ドイツや米国はデザイン、ビジネスモデルなど特許保有者の権利を幅広く認める傾向がある。
サムスンがアップルに巨額の賠償金を支払うことになれば、アンドロイドの生態系自体が揺らぎかねない」
と指摘した。

アップルは、サムスンのスマートフォン「ギャラクシーS」とタブレット型パソコンの「ギャラクシータブ」がiPhoneやiPadのデザインや作動方式を盗用したと主張している。
角が丸い四角形のアイコンを採用した点、本体を銀色の帯で縁取りした点、アイコンを画面に配列した点などだ。
サムスンは
「こうしたデザインは特許というよりも、業界で一般的に用いられているものだ」
と反論した。

■欧州全体に影響を与える独判決

ドイツの地方裁判所による決定が欧州全体に影響を与えるのは、欧州連合(EU)の加盟国が特許条約を結んでいるためだ。
同条約はある国で下された判決が加盟27カ国全体に適用されると定めている。
連邦制の米国でも州ごとに独立した法体系があるが、特許と関税に関しては連邦法に従うことになっている。

EUはまた、特定の加盟国で取得した特許を加盟国全体に適用する案も検討中だ。
国ごとに特許申請を行う必要はなくなる。
特に独デュッセルドルフ地裁は特許保有者に好意的で、欧州での特許関連訴訟の半分が同地裁で行われているという。






朝鮮日報 記事入力 : 2011/08/11 11:18:22
http://www.chosunonline.com/news/20110811000033

サムスン電子「実際の訴訟では勝てる」
特許人材450人擁するもアップル社の攻撃に虚を突かれる

今年4月にアップル社と特許訴訟を始めて以来、サムスン電子はずっと勝利を確信してきた。
サムスン電子のある幹部は
「うちが持っている特許は米国だけで2万7000件。
アップル社との特許争いで負けることはない」
と豪語していた。

専門担当組織であるIPセンター(Intellectual Property Center)に「特許戦士」が450人いるほか、昨年後半から既にアップル社が訴訟を起こすものと予想し準備してきたため、「『すき』があるわけはない」と思っていたのだ。
特に、今年初めには、ノキアとの特許争いを勝利に導いたことで知られる米クアルコム本社の副社長を技術分析役員として迎え入れ、陣容をさらに整えた。

しかし、アップル社は訴訟開始から4カ月にしてサムスン電子の「すき」を見つけた。
仮処分申請手続きが比較的簡単なドイツで、デザインを集中攻撃したのだ。
特許に詳しい関係者の話では
「ドイツの裁判所は、申請者が被害を受ける蓋然(がいぜん)性があると判断すれば、証拠が多少不十分でも仮処分申請を受け入れるケースが多い」
という。

ただし、本訴訟の決定が覆れば、仮処分期間中に発生した損害を補償しなければならない。
サムスン電子関係者は
「後に補償金を支払ってもいいという覚悟で、アップル社は思い切った攻撃をしてきた。
正直、うちは一発食らった」
と話す。

サムスン電子は10日、
「ドイツの裁判所の決定は一時的な措置なので、実際の訴訟ではうちがまた勝てる」
という公式見解を明らかにした。
しかし、内部では
「これでまた特許料を取られるのでは」
と懸念する声も上がっている。
サムスンは先月、米スペンション社に1600億ウォン(約113億円)を支払うことになったのをはじめ、この1年間で1兆ウォン(約708億円)以上の特許料を支払った。

今回の訴訟でサムスン電子を敗北させた人物は、アップル社の特許訴訟専門家ブルース・シーウェル上級副社長だ。
彼は、インテル社で反独占訴訟や特許訴訟を担当していたが、2009年にアップル社にスカウトされた。
韓国ではアップル社が国内1位の法律事務所「キム&チャン」を、サムスン電子は法務法人「広場」を選任、法廷での攻防を繰り広げている。


最近のサムスンの動きはおかしい。
ガムシャラというか、捨て身というか、猪突猛進というか、周りを見ながらグローバルな商売をしていくという視点が欠けている。
韓国経済は昨年がピークで、これからいろいろな負の遺産が吹き出てきそうな気がする。
見かけ上は好調に見えるが、どうもなにかおかしいようだ。
その負を表面化させないように、何がなんでも「前進前進、また前進」といった戦略
をとるしか打つ手がなくなってきているような感じがする。
デザインが似ているなんてことは、設計段階でうまくやればどうにでもなることである
それをやらずに、パクリと言われるほどに似た形にしてしまうというのは、基本的にどこかの歯車がおかしくなっている
ということのように思えるのだが。
将来多大の損失を被るのではないか、という危惧をいだくことすらできないほどに切羽詰まっていたのだろうか
サムスンはヤバイかもしれない。
ちょうどソニーがアメリカ資本の手にわたって、日本企業の看板を下ろしたように、そういう日がサムスンにも近づいているのかもしれない。



朝鮮日報 記事入力 : 2011/08/12 07:35:59
http://www.chosunonline.com/news/20110812000000

LG電子とソニー、特許紛争で提訴取り下げ

LG電子は11日、ソニーとの特許侵害訴訟に関連し、クロスライセンス契約を結び、提訴を互いに取り下げることで合意したと発表した。

両社はクロスライセンス契約も結んだが、合意に基づき、具体的な内容は公表しなかった。
ソニーは昨年12月、携帯電話に関する同社の特許技術をLG電子が無断使用したとして、米国際貿易委員会(ITC)と連邦裁判所に提訴。
これに対抗し、LG電子も今年2月、ソニーがデジタルテレビ、ブルーレイディスクプレーヤーなどでLGの特許を不当に使用したとして欧米で提訴していた。


ソニーという会社はすでに日本の会社ではなくなっている。
日本資本の参加はほんの僅かでしかない。
ニッサンがフランスの車会社になったのと同じである。
よって、特許紛争をどう考えるかは日本の役員の判断ではなくなっている。
ソニーのトップ株主はアメリカの金融資本であり、この金融役員が争ったほうがいいのか、手打ちにしたほうがいいのか決めたのだろう。
金融資本というのは、もっとも短期的に利益の上がる方はサイコロを振るものであり、 もし、ソニーが儲からない会社になったらさっさと企業売却してしまう組織である。
あまり、企業に対する愛着のない組織であり、アップルあたりと比べるとそのへんが経営的にドライである。
LGはそういう金融資本と上手に商売をやっていきましょうという姿勢をもっている。
相手と法的に争い白黒をつけようというのは国際的商売だけでなく一般商法からいってもやるべき手段ではない。
どちらもそこそこにうまくやっていきましょうというのが普通である。
LGはそこのところを心得ており、引き際や妥協点をもっている。

が、サムスンはそれをやろうとしない。
なにかおかしい。
あえて理由を詮索するなら2つある。
①.驕りが出て傲慢になっているか
②.ゆとりが失わるような状況に陥っているか
である。



2011年08月11日10時16分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/707/142707.html?servcode=100&sectcode=120

【時視各角】S級天才を蹴ったサムスン

  李秉喆(イ・ビョンチョル)三星(サムスン)会長は人材に対する欲が強かった。
70歳代の高齢経営者は20歳代初めの孫正義氏を見て、ひと目で‘モノ’であることを確信した。
在日同胞2世の孫氏が米バークレー大学に留学していた時代の話だ。
李会長は米国にいた婿の鄭在恩(チョン・ジェウン)三星電子代表(現新世界名誉会長)に対し、
「孫君が三星にとってどんな力になるか調べなさい」
と命じた。
鄭代表は孫氏に会ってみたが、特別な印象はなかったという。
後に孫氏がインターネット分野で常勝疾走すると、「李秉喆会長は人を見る目が格別だ」と話した。
この時に結ばれた三星と孫正義社長の美しい縁は今でも続いている。
最近、孫社長は時々、李会長の孫である李在鎔(イ・ジェヨン)三星電子社長とゴルフをしながら経営の話を交わしている。

  三星の人材欲は受け継がれているようだ。
李健煕(イ・ゴンヒ)三星電子会長は先日、先進製品比較展示会でまた「S(スーパー)級天才を必ずつかめ」と強調した。
三星は「S級人材」を迎え入れようと毎年50回ほど専用機を飛ばすという。
スティーブ・ジョブズのアップルに刺激され、天才に対する渇望がさらに強まったのかもしれない。
しかし本当にそうだろうか。
最近、米アマゾンのベストセラー『In The Plex』を読むと首をかしげてしまう。
グーグルの話を扱ったこの本には‘アンドロイドの父’アンディ・ルービンが04年に三星電子を訪問した場面が出てくる。

  世界スマートフォン市場を分け合うアンドロイドの地位を考慮すれば、ルービンはジョブズに次ぐ天才ともいえる。
ルービンは「自費で航空券を購入した」とし、自分の足で開発したばかりのアンドロイドを売るために三星電子を訪ねた。
当時の状況についての記憶も鮮明だ。
「同僚と2人でジーンズ姿で巨大な会議室に行った。
青いスーツ姿の幹部20人が壁に沿って両側に並んでいた。
三星の本部長(ルービンは実名の代わりにDivision headと表現)が入ってきて一斉に着席した(ルービンには韓国特有の企業文化が印象深かったようだ)。
プレゼンテーションを見守った本部長は豪傑笑いをした。
『あなたの会社は8人が働いているのかね。私たちはそっちに2000人いるが…』。
全く称賛はなかった」。
価格を尋ねる前に交渉は決裂した。

 翌年グーグルはアンドロイドを5000万ドルで買収した。
その直後、16億5000万ドルを注ぎ込んだユーチューブの買収に比較すると、どれほどの‘安さ’か分かる。
もちろん三星にも言い分はあるだろう。
スマートフォンが登場する3年前、それもOS(基本ソフト)を無料で与えるという新生ベンチャーを誰がすんなりと信じるだろうか。
職員8人のシリコンバレーの若造を世界的な巨大企業である三星電子の本部長が会ったことだけでも大変なことかもしれない。
もし三星がアンドロイドを買収していたとすれば、現在のように世界的にヒットしていたかどうか分からない。

  しかし否定できない事実は、グーグルが未来を見据えながら果敢に投資した半面、三星は自分の足で訪れてきた貴重なビジネスチャンスを蹴飛ばしたという点だ。
後悔してもどうしようもない。
人材を見る目が両社の運命を分けたのだ。
いま三星はグーグルのアンドロイドにすがっている。
ルービンは三星電子のギャラクシーフォンが市場に発表される度に「立派にできている」と背中をたたく大物になった。

  アップルの頭脳、心臓はジョブズだ。
ジョブズが復帰した後、アップルの株価は14年間で70倍に上がった。
ついにエクソンモービルを抜いて時価総額も世界1位になった。
一人の偉大な天才が世の中をひっくり返す奇跡が目の前で起きているのだ。
その間、三星のスローガンは
「人材第一」から「一人の天才が十万人を養う」
に整えられた。
しかし孫正義とルービンの例を見ると、果たして三星の人を見る目は30年前より良くなっているのだろうか。
人材観は進化しても、人を見る目は退化しているのかもしれない。


サムスンには次の人材がいないということか。
よってコピー主義となり、今を守る姿勢に特化してしまうということだろうか。





朝鮮日報 記事入力 : 2011/08/14 08:39:48
http://www.chosunonline.com/news/20110814000020

【コラム】韓国がアップル・グーグルを超えて生き残るには

韓国のIT(情報技術)産業は今、重大な危機を迎えている。
半導体、液晶パネル、携帯電話端末のすべてで業績が悪化し、企業の最高経営責任者(CEO)からは「全く思い通りにはならない」とのため息が漏れる。
韓国の輸出に占める割合も15年ぶりに30%以下に落ち込んだ。
代表格のサムスン電子の株価も下落傾向だ。
海外の視線も冷ややかだ。
外資系IT企業の幹部からは、製造業にばかり執着する韓国の弱点を指摘する声も出ている。

一方、米シリコンバレーには勢いがある。
過去1年間で営業利益、売上高をいずれも2倍以上に引き上げたアップルには恐ろしささえ感じる。
通信機器さえ取り付ければ、時計も眼鏡もモバイル機器になる「アイクラウド」というコンセプトまでつくり出した。
検索サイト大手で、スマートフォン用の基本ソフト(OS)である「アンドロイド」まで開発したグーグルにも驚かされる。

米ニューヨーク・タイムズは今年5月、ネットユーザーが人脈を広げ、写真や映像をシェアするフェイスブック、ツイッター、リンクトインなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を手がける企業の価値が急上昇していると伝えた。
フェイスブックは来年上場すれば、時価総額が1000億ドル(約7兆8000億円)を超えるとみられる。ボーイング、フォード、ホンダを上回る規模だ。

果たして韓国にはアップルやグーグルを超えるパワーがあるのか。
良質な商品のみを作ればよかった時代には「ファスト・フォロワー(迅速な追随者)」でも生き残ることができた。
不良品を減らし、コストを削減する数字上の競争でトップに立つこともできた。
半導体がそうだった。
しかし、現在は状況が異なる。
文化、教育、娯楽は誰もが望む無形資産だが、最近はそれが融合する形で「ビジネス効率極大化競争」をリードしている。
「iPod(アイポッド)」に音楽愛好家が熱狂し、「iTunes(アイチューンズ)」に知識人がさまざまな声を上げた。
不幸にも韓国にはそうした文化的、経済的資産がない。

しかし、だからといって、悲観する必要も、あきらめる必要もない。
呼吸を整えて、陣形を整えよう。選択は多くないので、むしろ楽な面もある。
アップルを超える「韓国版IT生態系」を構築し、その中に全世界のモバイル消費者を引き込まなければならない。

李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長、具本茂(ク・ボンム)LG会長、李錫采(イ・ソクチェ)KT会長、ハ・ソンミンSKテレコム社長ら代表ランナーが総力戦で臨まなければならない。
「グーグルの製品を世界の人々が一日に二度使う歯ブラシのような存在にする」と語ったグーグルのラリー・ページ最高経営責任者(CEO)の意欲を上回るような起業家精神が燃え上がらなければならない。

久夛良木健ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)前名誉会長は
「IT産業の競争力は、機器の大量生産能力から大量の情報処理能力への変わりつつある。
韓国の半導体産業は人件費が安い中国に持っていかれるかもしれない。
韓国はアップルより進んだものに挑戦しなければ生き残れない
とのメッセージを我々に送った。

平昌冬季五輪誘致が新たな10年間の目標を提示した。
韓国のITが「国の成長動力」だというプライドを捨てることはできない。
少なくとも10年間の中長期目標を立て、一歩ずつ前進すれば、世界的な競争で何とか生き残った韓国の姿を確認できるはずだ。



コピーでやっていかれる時代は過ぎた、というより中国にもっていかれたということだろう。
いまのところトラブル続きだが、もう新幹線は古い資産だ。
日本はいま、リニアの時代に入っているということであろう。
アップルのコピーだけでは、明日は見えてこない、それを超える何かをしないとサムスンの明日は危ない。
それができない状態に陥っているため、アップルと死闘を演じることになっていまっているのかもしれない。



朝鮮日報 記事入力 : 2011/08/19 07:38:17
http://www.chosunonline.com/news/20110819000003

サムスンにアンドロイド買収提案? 関係者が反論

グーグルのスマートフォン(多機能携帯電話端末)事業部で総責任者を務めるアンディ・ルービン上級副社長と韓国のサムスン電子、LG電子が、過去の真実に関する攻防を繰り広げている。

ルービン氏は2003年にスマートフォン用基本ソフト(OS)を開発するアンドロイド社を設立し、05年に事業をグーグルに譲渡。
その後、グーグルでOS事業を率いている人物だ。

サムスン電子の李基泰(イ・ギテ)元社長(延世大教授)は18日、ルービン氏がグーグルに対してよりも先に、サムスン電子にアンドロイド社の譲渡を提案したが、李元社長が拒否したという説は事実と異なると主張した。

グーグルの事情に詳しいスティーブン・レビー氏は著書『イン・ザ・プレックス』で、ルービン氏が2004年にサムスン電子を訪問し、アンドロイド社の譲渡を提案したが、担当事業部長が
「あなたの会社は社員が8人だが、うちではその分野だけで2000人が働いている」
と述べ断ったとされる。

当時携帯電話事業部長だった李氏はこのほど
「本に書かれた内容は事実ではない。
ルービン氏は当時、デンジャーという社名のデザイン会社の副社長として訪ねてきて、携帯電話のデザインを購入するよう提案してきた。
既に自社で開発し、特許まで保有している技術だったので、提案を断った」
と述べた上で「アンドロイドの話は全く聞かなかった」と主張した。

一方、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは17日、匿名の情報提供者の話として、ルービン氏が07年半ば、LG電子に世界初のアンドロイドOS搭載携帯電話端末の開発を提案したが、拒否されたと報じた。

同紙によれば、LG電子が提案を拒否したため、ルービン氏は台湾の宏達国際電子(HTC)と接触し、HTCが世界初のアンドロイド携帯「G1」を発売す るに至ったという。その後、HTCは成長を続け、今年6月現在、米国のアンドロイド搭載スマートフォン市場でシェア首位に立っている。

これについて、LG電子は
「事業パートナーの発言には言及しないという業界の不文律を守りたい」
としてコメントを避けた。
しかし、当時の関係者は「そんな提案は受けていない」と語った。

業界からはLG電子関係者の主張に説得力があるとの声が聞かれる。
HTCがG1を発売したのは2008年10月だ。短期間に携帯電話端末を開発してきた韓国メーカーでも、新製品の開発から発売まで通常1年半がかかる。

業界関係者は
「07年半ばにLG電子が提案を断って以降に、HTCが開発に着手したとすれば、翌年10月に商品を発売するのは容易ではなかったはずだ」
と指摘。
さらに、アンドロイドは試作品の段階だったため、商品化にはさらに時間を要したはずだとして、米紙の報道内容に疑念を呈した。





朝鮮日報 記事入力 : 2011/08/20 08:16:39
http://www.chosunonline.com/news/20110820000003

サムスンとアップルの特許紛争拡大、主力事業にも影響

米IT専門メディアのシーネットによると、米アップルは19日までに、欧州の裁判所に対し、サムスン電子が自社製品を販売している欧州地域にすべての販売店から14日以内にタブレット型パソコン「ギャラクシータブ」と携帯電話端末を撤去することを求める新たな訴えを起こした。
アップルとサムスン電子の知的財産権紛争はさらにエスカレートした格好だ。

両社の特許紛争が激しさを増すや、影響がサムスン電子の主力事業である半導体、液晶パネル分野にも及びかねないという分析が出始めている。

ロイター通信は19日、アップルがサムスン電子と競合関係にあるシャープの液晶パネル工場設置に10億ドル(約7600億円)を投資する可能性があると報じた。
液晶パネル市場のシェア(第2四半期)は、サムスン電子が27.6%で首位、シャープが5.9%で6位となっている。
しかし、アップルがシャープの液晶パネル工場に投資すれば、シャープのシェアが短期間に急上昇する可能性がある。

アップルとの対立は、サムスン電子を代表する半導体分野にも影響を与える見通しだ。
アップルは世界のフラッシュメモリー生産量の半分を購入する大口顧客だ。
フラッシュメモリーでシェア首位のサムスン電子にとっては、アップルとの対立が足かせとなる。



アップルと事を構えるとき、こうなることは予想の範疇に入っていたはずである。
それでもやった。
ということは、アップルなしでもサムスンはやっていけるという目論見があったのだろう。
それはまだ形にとって現れていない。
アップルにとってサムスンはなくてもいい存在である。
では、サムスンにとってアップルとは?
絶対に必要な存在なのだろうか?
それとも、あってもいいしなくてもいい存在なのだろうか?



2011年08月21日08時00分 提供:ハンギョレ新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/5799207/

三星電子 70万ウォン台 崩壊など 国内証券市場 看板株‘グラグラ’


韓国の看板企業 三星電子の株価が2年ぶりに70万ウォン台を割り込む屈辱にあった。

19日、三星電子は68万ウォンで締め切られ 
2日間で9.8%墜落し52週ぶりの最低価を記録した。
これに伴い、韓国産業の中心軸が大きく揺れているという憂慮が出ている。

今年1月28日に100万ウォンを突破しグローバル企業にそびえ立った三星電子
が世界景気鈍化と情報技術生態系の変化で
重要な分かれ目に立った
のだ。
専門家たちはグローバル情報技術(IT)業界を揺るがしている
‘モバイル ビッグバン’に三星電子がまともに応戦できない場合、
競争力を失うこともありうるという憂慮を示した。
アップルとグーグルがスマートフォンとモバイルOSで成功的な変身をした状況で、うわべのハードウェアだけに安住するならば、天下の三星でも押し出されざるをえないということだ。
特にグーグルのモトローラ引き受けにより、ハードウェア部門の依存度を低めなければならない課題が急迫している。

この日、国内時価総額上位5種目で失われた金額は16兆ウォンを越えた。
去る1日基準で総上位10銘柄のこの日までの変化を調べれば、
三星電子は128兆1504億ウォンから100兆1635億ウォンに縮んだ
2等株の現代自動車は1兆4318億ウォンが失われた
現代モービスは1兆117億ウォン、
LG化学は1兆1398億ウォンが蒸発した。
同じ期間に情報技術業種の墜落はさらに衝撃的だ。
ハイニクスは市価総額14位から21位に7階段も下がった。
LG(16位→25位),LG電子(21位→29位),LGディスプレイ(30位→39位)も大きく押し出された。
韓国証券市場の下落幅が世界的にとりわけ高い理由は、これら情報技術産業の比重が高いためだ。

韓国の代表企業らの下半期実績展望はさらに暗い
米国とヨーロッパの景気鈍化により輸出依存度が高い企業と景気に敏感な情報技術業種が打撃を受けると見られる。
証券会社は三星電子の第3四半期営業利益展望値を最近 4兆1674億ウォンから3兆8400億ウォンに7.86%低く捉えた。
半導体価格急落などの余波で三星電子は第3四半期より4分期実績がさらに悪くなると予想される。
大宇証券 ソン・ジョンホ研究員は
「三星電子の場合、アップルとの競争深化で善戦しているスマートフォンの収益性まで下がる可能性がある」
と展望した。
LGイノテックの第3四半期実績展望値も13.20%下方修正され、ハイニクスは第3四半期はもちろん今年全体でも赤字転換されかねないという憂慮まで出てきている。


「サムスンがおかしい」
と思ったら、たった10日で暴落してしまった。
やはり、内部的になにかおかしい要素を含んでいるということだろう。
それが、グーグル問題で一気に吹き出てきたようだ。




2011年08月22日10時30分 [ⓒ 中央日報日本語版] comment4mixihatena0
http://japanese.joins.com/article/998/142998.html?servcode=300&sectcode=300

<三星vsアップル>特許訴訟 9カ国で19件を進行中

  知的財産権の専門家フロリアン・ミュラー氏は20日、特許専門ブログ「FOSS Patents」で北米、欧州、アジア、オセニアの4大陸で三星(サムスン)電子とアップルの特許訴訟をすべて調べた結果、訴状提出を基準に現在9カ国・12裁判所で19件が進行中であることが分かったと明らかにした。

  ミュラー氏の集計によると、北米では米国4件、欧州ではドイツ2件、英国1件、フランス1件、イタリア1件、オランダ2件、アジアでは韓国2件、日本4件、オセアニアではオーストラリア1件など。


サムスンが転けたら、韓国はどうなるのだろう。
中国資本が買収に入るか。
その可能性は大きくある。
IBMのパソコン部門は中国に買収され「レノボ」になった。
サムスンが買収されると韓国にはLGしかなくなる。
韓国のシステムを見ると現代起亜でみるように、一業種一社
がいいのかもしれない。
とすると、
サムスンの身売りは結構、早い時期にある
かもしれない。
もしかすると、サムスンはそこまでボロボロになっているのかもしれない。
この捨て身というか玉砕というかそんな感じのする
強硬な対アップル訴訟を見ると、そう思えてくる。
政府がサムスンへの援助を見限っているということかもしれない。
ためにガムシャラに突っ込むしか残された道がない
ということもある。




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